2023年3月20日月曜日

夢日記「相談」2023/03/11

 駅のホームで女性と待ち合わせて話を聞いている。このところ全く音沙汰がなかったので、どうしているのか少し心配していたのだった。「前に相談した個展のことなんですけど」と彼女が言った。ほとんど忘れかけていたけど、たしかにそういう相談をされたような気がした。うろおぼえながらその相談の続きとして話を聞く。まだ画廊が決まらない(決められない)と彼女。僕なりにアドバイスをしたものの、歯切れの悪い言葉しか出てこなくて、なんだか申し訳ないような気持ちになる。ホームには机があり、僕らは向かい合わせに座っている。彼女の後ろには線路と反対側のホームが見えている。

 遠くにビル街を望むマンションの一室。微妙な違和感を感じるのは、少なくともビルの3階か4階程の高さがある部屋の窓の外の、みっしりと茂った葛のせいだ。きっと葛は地面から樹木のてっぺんまで伸び葉を覆い隠すほどになっているのだ、と思うことにする。僕らが座っている場所は、港とその周りの風景が一望できる別の窓の前で、女性は「あっ!××の試合をやってる!」と窓の外を指差す。僕は見下ろすビルの屋上に視線を動かしてみるが、彼女がどこを指しているのかわからない。どのみち、ラグビーだかサッカーの試合には全く興味がないのだ。視線を港に移すと、2隻の貨物船が前後に連なり、おもちゃの船のようなスピードで深緑色の海をぐるぐると回っている。動画を撮ってやろうと携帯を向けた時には追いかけっこは終わってしまってつまらなかった。



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