2019年12月25日水曜日

夢日記「 DPEショップ」 1992/4/20

 自分の作品や仕事で描いた絵、風景などを撮影したフィルムを新しくできたDPショップに持っていく。前に並んでいるお客の回転が悪く、なかなか渡せない。
 ようやく僕の番になってフィルムを渡すと
「お金さえもらえばいいと言うような気持ちで描いた絵は見ればわかりますよ」と中年の店員が言う。
 僕が渡したフィルムに写っている画像が意識の中で映し出される。僕は困惑し、その言葉を否定する眼差しで彼を見ることしか出来なかった。

 後日現像されたものを取りに行った。お客が大勢並んでいてちっとも動かない。どうやらここは受付が下手で客の回転が悪い店のようだ。



2019年12月23日月曜日

夢日記「坂道」2019/07/14

僕は上り坂を歩いていて、誰かに後ろから声をかけられたような気がした。振り返ると、女の子達がおしゃべりをしていただけ。
「 〜の世代は××顔が居ないんだよ」
 癖のない爽やかで東洋的な顔のことをしょうゆ顔と言うように、顔のタイプを何かになぞらえて分類されたものがあるが、どうやら彼女たちより上のある世代には「××顔」と呼ばれるタイプの顔つきをした人がいないという事らしい。
突然、数十メートル先の左側にあるラブホテルからものすごく派手な男が出てきた。濃い青紫のスーツ。後から出てきた女は濃いピンクのドレス。人目を気にしてホテルを出るタイミングをずらしているつもりなのだろうが、こんな少しの時間差で出てきても二人がカップルだということは誰の目にも明らかだ。一方、二人の動きはなんだか嬉しそうに弾んでいて、音のないミュージカルを見ているようだった。

 僕の後ろにはさっきの若者の男女があれこれ屈託無く喋りながら歩いていて、とても楽しそうだ。

2019年12月22日日曜日

夢日記「古代ギリシャ風の柱」2019/12/18

 尿意を催し、トイレに入った。
扉を開け、左側が男性トイレ。ドアを開けたすぐのところに太く丸い柱がある。古代ギリシャ建築の柱のように溝彫りが施されていて、男性用小便器の形をしていないものの、そこで用を足す用になっているのだ。柱の奥はまだまだ広そうな気配だが、僕の視野には全く奥の空間は入っていない。

 控えめなピンク系の柱と壁の腰板。柱のカーブのドアよりのあたりが小便をするスポットの様なのだが、その場所は入ってくる人の導線上にあり、そこに僕が立つとぶつかる恐れがある。そもそもその位置はドアの外からも丸見えなのだ。半分以上は壁に埋まっている柱の、中心より右側あたりが僕にとってのギリギリの妥協点。ここなら柱の陰になり、ドアの外や、入ってきて右側の女性トイレに入る人たちの視線を外れることが出来る。

 それにしてもこのトイレの設計は間違っている。頭の中にドアと柱の平面図をイメージしながら落ち着かない気持ちでそこに立った。  

2019年12月14日土曜日

夢日記「男女兼用トイレ」1992/4/4

 便意を催してトイレを探した。木造の古い病院のような雰囲気のトイレに入った。壁のペンキの色はブルーグリーン寄りのグレーだ。四角い部屋の端に便器が備え付けてある。仕切りはなく部屋のいくつかには電話機が付いていて男が自分の故郷に電話している。自分の後ろ側は少し入り組んでいてそこも同じようなトイレだ。中に女子高生もいるので男女兼用なのだろう。僕は戸惑ったがこれは仕方がない。ここはこういうところなんだと自分を無理やり納得させてズボンを脱いだ。高校生の女の子はそこが男女兼用だということを知らなかったのか、僕や電話の男を見て声を上げた。




2019年12月13日金曜日

夢日記「ぬいぐるみとオープンカー」2019/12/08

 オープンカーがやってきて止まった。乗っているのは水彩画家の友人と樹木希林に似た女性。僕とは10メートル以上離れていて、彼女たちは僕には気が付いていない様だった。
 樹木希林は人よりも大きな、黄色いぬいぐるみの様なものを頭に被り、巨大な帽子の様にしていた。オープンカーの後ろまで横に寝かせた様な状態でかぶっている。

 友人は「お願いだからそんな風に使うのはやめて」と言うが本人は全く気にしていない。彼女の持ち物を勝手にかぶっているのだろう。


2019年12月9日月曜日

夢日記「作り物の円盤」 2019/10/08

 八畳くらいの和室に大きなガラスで作られたような円盤状のものが吊り下げられていて、隣にいる男とそれについて話している。中心部分は目玉焼きの黄身の部分を上下に繋げたような形。横に出ている土星の輪のようなものは少し上向にカーブしていて、作家物のガラス細工にありがちな質感で縁がゴツゴツして、先端は少し焦がしたような濃い色が入っている。ぼんやりと光っているが、照明器具という認識では見ていない。

 見ていた視界が左右に分割された。左が今見ていた円盤、右はその前に作られたと思われる型だ。左の円盤は右を参考に違うところで製造されているようだった。

 男が「やはり前の型のほうが和風ですよね」と言った。
「ああ、そうですね」と言ったものの、何度見比べても僕には違いがわからなかった。 


夢日記 「タンバリン」2019/10/14‬

 プラスチック製の小さなタンバリンを渡された。
普通、皮が張られている部分はドーム型に膨らんでいる。
叩いてみると邪魔にならない良い音。振って叩いてもいい感じだ。

「タンバリンってあまり好きじゃないけど、これだったらいいな」と、
その持ち主に向かって話す‬。