自分の作品や仕事で描いた絵、風景などを撮影したフィルムを新しくできたDPショップに持っていく。前に並んでいるお客の回転が悪く、なかなか渡せない。
ようやく僕の番になってフィルムを渡すと
「お金さえもらえばいいと言うような気持ちで描いた絵は見ればわかりますよ」と中年の店員が言う。
僕が渡したフィルムに写っている画像が意識の中で映し出される。僕は困惑し、その言葉を否定する眼差しで彼を見ることしか出来なかった。
後日現像されたものを取りに行った。お客が大勢並んでいてちっとも動かない。どうやらここは受付が下手で客の回転が悪い店のようだ。