2019年6月17日月曜日

夢日記 「濡れ衣」 2019/06/13

キャンパスのような所で、知人の作家が東京ドームでの展覧会に作品を出品するのだという話をしていた。
そこに現れた、普段は温厚な感じの用務員さんが厳しい口調で彼を呼び止め、「うんこを持ち出すな!」と叱責した。
彼が前に抱えているオーカー色の布製バッグは大きく膨らんでいる。
用務員さんは彼が自分の大量のうんこ持ち出し、何か悪いことに使おうとしているのを気づいて呼び止めたのだろうか…?周りには何人かの人が立ち止まって成り行きを見ている。
用務員さんは彼に近づき、バッグを奪い取って中のものを取り出し地面に叩きつけた。
最初に取り出されたものは、彼が出品していると思われる展覧会の小さめのカタログの束、
次に取り出されたものは分厚い茶封筒で、地面に叩きつけられたため、中に入っていた展覧会の招待券が飛び出していた。招待券には印刷したかのような白い整った字で一枚一枚「××様」と相手の名前が書かれていた。
結局、袋に入ったうんこのようなものは出てこなかった。それでもまだ用務員さんは彼を睨んでいる。
僕は無言で佇む知人が不憫でならなかった


2019年6月11日火曜日

夢日記「風船シンバル」 2004/06/04

藝大の音楽練習室に似た大きな音楽スタジオ。
壁にはめ込まれているかのようにぴったり収まっているセットを叩いた。思った以上に手足がすいすい動いて気持ちがいい。
クラッシュシンバルの位置には風船が並んでいるだけだ。叩いてみると、ちゃんとシンバルの音がするのであまり気にせずに叩きまくった。


2019年6月10日月曜日

夢日記「宮沢りえになった」 2003/11/17

夜、宮沢りえになった自分が、高いビルに沿って伸びている足場のてっぺんに居る。赤いコートを着ているりえは、そこから飛び降りようとしているのだ。見下ろすと、地上にはデパートのようなビルの入口から光が漏れている。飛び降りたら、その玄関の前に落ちるはずだ。玄関の前に横たわる、血の飛び散った小さな自分の体を頭の中で描いている。りえはそれがとても美しい死に方のように思っているのだ。

いつの間にか「女優…女優…」という言葉が何度も頭の中で繰り返されている。

死の恐怖は全くなかったけれど、飛び降りることをやめようと思う。



2019年6月8日土曜日

夢日記「鉄塔に登る」2019/06/03

ビル街の中にそそり立つ、鉄塔に登る。明るい黄緑がかったグレーの塗料はところどころサビが出て味がある。これは移動のための塔なので鉄塔のようなはしごと言えばいいのだろうか。
ビル街を下に見下ろすほど僕は高く登っていく。少し遠くに見えるビルを見て、この上まで登ったら向こうに最短で行けると考える。だからもう少し頑張ることにした。それまで登りやすかった足場の間隔が一箇所だけ何倍も高くなっている。ここを突破するにはかなり膝を高く上げて登らなければならない。

横風が強くなってきた。この一段だけ登ればビルの向こうに行ける。膝を何度も曲げながら頭の中で足場に足を掛けるイメージを浮かべるが、相当気合を入れないと不可能だ。突然ものすごい恐怖心が沸き起こってきた。ここまで登って来た事をあっさりと諦める気持ちにさせるほどの恐怖心だった。





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